1997年５月号：パソコンのプレゼンテーション

　リマ市の日本大使館における人質事件がようやく127日ぶりに解決したことや、タイガー・ウッズがオーガスタで優勝したことが大きなニュースでしょう。

　でも、会社の方は、年度末のまとめのための仕事が忙しく、とうとう４月更新はできず、５月も本格的な変更はできませんでしたm(_ _)m。
　

　まだまだ年度末です。

　仕事の方は、まだまだ終わりません。最近の仕事は、報告書の形が整ってからも、関係者による一字一句のチェックが何段階にもわたって（担当者、係長、課長等）入る傾向があるので、最後の段階でどうしても時間がかかるようです。（＾＾；

• 　今月末に、ある都市で「インターネットを活用したまちづくり」といったテーマで話しをさせていただくことになりました。現在、講演内容の最後のまとめ段階です。４月から32Ｋのサービスも開始されていますので、どうせやるならパソコンを使用したプレゼンテーションをしてみたいと思案中です。そこで、今回は、パソコンプレゼンテーションの注意すべきポイントを書いてみようというわけです。

  　講義の内容については次号にしましょう。

  　今月から、HTML作成のためのソフトを使用してみました。現在試用中のものは、以下の３つです。その他、MS WordもHTML出力ができるようになったようですが、私は、あまりその類のソフトは使いません。やはり専用ソフトの方がはるかに使いやすいと思うからです。

  • Claris Homepage
  • Adobe Page Mill
  • GoLive CyberStudioｪ

１．プロジェクターの事前確認

• 　こうした場合、大抵はノートブック型のパソコンを使用することになると思います。データを持参することはいいのですが、プロジェクターが何に対応しているかが問題です。つまり、私のパソコンはSVGAなんですが、ディスプレイ又はプロジェクターがVGAにしか対応していない場合、せっかく作成して持参したデータも、ソフトの関係で表示できないこともあるのです。昨年の短大の講義の際に一度ありました。腹が立つやら情けないやらです。こんな時の気分、ご理解いただけますか？
  　昔、あるデータベースを作成した時に、ちょっとデータ構造を変更しようとしたら、データの内容が失われるなんていうソフトがありましたが、注意しないと今でもその類のソフトがちゃんとあったりするんです。「こんなことあたりまえにできるんだろう」なんて、ソフトの能力を信じてはいけません。信じられないような仕様になっていたりするのが今のソフトなんです。（ほんとに.....(｀´)）
  

２．どのような通信システムが使用できるか確認すること

• 　特に、今回は、インターネットの実演を考えています。それも新しい32Ｋを使用してみようと考えています。そうすると必ず事前にできることを確認しておかないといけないのですが、さらに大切なことは、会場でそれが可能かどうかということです。
  　32ＫはPHSのサービスです。大抵の場合、建物内でのPHSは使用不可ですから、講演の時には、繋げない可能性もあるのです。その場合には、ホームアンテナを持参したらいいのか、それがダメな場合には、ホテルの内線電話を使用するか。それならモデムも必要じゃないか。モデムがちゃんと電源をとれるのだろうか？じゃあコードも必要か？
  　しかし、もっと大切なことがあるのです、通常、ホテルの内線を使用してモデム接続をしてやる場合、事前に「ATX3」などのコマンドを送ってやる必要があるのです。こうしたことを知っていないと、大抵の場合、パソコンプレゼンテーションは失敗することになるのです。
  　やはり一番安心なのは、OHPかスライドということになるでしょう。

３．WIndowsをどう使うか

• 　今まで、私のパソコンはMacintoshを中心にしてきました。現在、勉強用にwindowsを使用し始めていますが、今回は、持ち運びの関係でwindowsでプレゼンテーションをすることになります。インターネットは殆どがMacですから、windowsでも使い慣れておかないといけないわけです。そこがこれからの問題です。
  　こういうご時世ですから、windowsに早く慣れた方がいいのかもしれませんが、「どうしてこんな使いにくい機械を.....」という思いがあって、なかなか積極的になれません。まだ、使い慣れないということもあるのですしょうが、どうもそれだけではありません。やはりMacの方が、基本的な部分で使いやすさが勝っていると思います。
  

  　いつの世も、良いものが使われるとは限りません。いやむしろ、経済主義の世の中では、商売上手なものが生き残るのです。それがこの世界にもあてはまるような気がします。
  

  　でも、ぼちぼちwindowsにも慣れていきましょうね（＾＾）。

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