■イタリア旅行 イタリア縦断とシチリア島の旅13日間(2007年5月16日〜5月28日)

0)はじめに  1)成田〜ミラノ  2)ミラノ  3)ベネツィア・ラヴェンナ  4)ピサ・フィレンツェ  5)サンジミニャーノ・シエナ  6)マテーラ(・アルベロベッロ)  7)アルベロベッロ  8)タオルミーナ  9)アグリジェント・モンレアーレ・パレルモ  10)カプリ島・(ナポリ・)ポンペイ  11)ヴァチカン・ローマ  12)帰国  13)あとがき 

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■あとがき

 今回の旅行で気がついたことなどを、思いつくまま書いてみよう。

 これからイタリア旅行をする人にとって、少しは役に立つ情報があるかもしれない。

 

【ツアー旅行】

 今回イタリアをツアー旅行で回ってみたわけだが、やはり短時間で効率よく、しかも安価で各地を回れるというのはツアー旅行が一番だと思う。特に、施設内観光までを含めてあらゆる予約も事前に済ませておいてくれるというのはありがたい。

 そう思えば、食事があまり期待できないとか、飛行機の座席が思うようにいかないというのは、私には全く問題ではない。多分、これからもツアー旅行の機会が多いんだろと思う。

 特に、今回の添乗員さんは、もう20年近いベテラン。しかも声は良く通るし、話しも面白い。仕事もテキバキ済ませてくれるし、現地のことも全てメモなしで説明してくれた程。私としては、今までで最高点の評価。
#このページを見てくれると言っていた、私と名前が同じK.I.さん! ちょっと持ち上げすぎですか(^_^)? 

 

【季節】

 今の季節、エニシダ、ポピー、ブーゲンビリア(中でもタオルミーナが印象深い)、アーカンサス、ザクロその他の花々が咲き乱れ、旅の彩りを添えてくれていた。しかも、その背景が基本的には緑だというのも良い季節に来たもんだと思う。

 オリーブ(花は連休中だということだったので、今回の旅行まで待ってくれなかった)、オレンジは保存が利くので年中食べられる(但し、赤オレンジ(特にシチリア)は、保存が利かず12月、1月だけ)。レモンも実を付けていた。

 季節的にはちょっと暑くなりかけていたが、本当に良い季節だったようだ。

 

【食事等日常生活】

◆ビジネスマンを中心とした食生活

 イタリアの朝食は、パンとコーヒー(たっぷりミルクを入れて)だけの簡単なもの。それも朝食は座ってとることはあまりないのだそうな。しかも、日本のように冷たい水や、熱いものは身体に良くないと思っているのだという。

 そして午前10時にはお茶の時間をとることも許されているという。

 さらに昼はシエスタ(イタリアでもこう呼ぶのかどうか)で2〜4時までは基本的には昼食の時間。

 これでは生産性が低いのも当たり前のように思えるのだが、本当にそうなのかどうか。

◆食に関するお勧め等(中途半端です)

 シエナのジラテリア?(カンポ広場の南西出入口のところにある)のアイスクリームがおいしい。3玉で2ユーロである。

 但し、アイスクリームを注文する時には、ピコロ(小)と明確に指定しないといけないらしい。特に、フローレンスでは要注意とのこと。アイスクリームと注文しただけでは10玉10ユーロのものを黙って持って来たりするのでトラブルになったりするらしい。

 グラニタ(飲むかき氷)は、タオルミーナがおいしいとのことなので注文してみたが、とにかく甘い。私は日本のかき氷の方が良い。

 シチリアの菓子も有名だが、これもとても甘い。

 ワインでは、キャンティ・クラシコ、ソアベ(辛口)、グルネールモンタルチーノがおいしいとのこと。

 グラッパ(食後酒)、バチ(チョコレート)、トリュフの入ったチョコレートなどもイタリアのお勧めとか。

 友人に頼まれた漁醤ソース「ガルム」は、ナポリの特定の店などでないと買えないとのことであきらめた。

 

【トイレ】

・今回特に感じたものの一つがトイレ。

 観光客にとってはこれが大問題。

 絶対数が不足の上、殆どが有料(30〜50セント)。でなければレストランなどで何かを注文して入るしかない。
 しかも、有料トイレと言えども、便座がなくて当たり前というのだからあきれる。しかし、それを当然と思わなければイタリアは旅行できなくなってしまうことになる。もっともヨーロッパは全般的にそうかな?

・トイレ設備も様々。

 手洗いの水も、自動で蛇口から水が出てくるものから、蛇口の形も様々で操作方法も様々、時には足踏み式のもの等もある。特にこの足踏み式のものは、手を触れなくて良いし無駄な水も使わなくて良い。なかなか優れていると思ったりしたものであある。

 水洗の方法も様々。通常のボタン式から、手の平大のプレートのようなものを押すもの、頭の上のタンクの下の弁を手動操作するもの。船の中のトイレでは、ゴムボールのようなボタンを力を込めて叩くように押さないと水が出て来ないものもあった。

 トイレの度に、引いたり押したりとにかく様々操作してみることになる。結構楽しませてもらった。

 

【飲み水】

 飲み水問題も、旅行者には不自由であった。

 ホテルの水が飲めないわけではないということだが、あまり飲まない方が良いという。イタリアでは一般的に飲料水は買って飲むものということらしい。

 水の価格は、格安スーパーでは2リットル25セント?だったりするが、レストランでは通常飲み物を頼まないといけないようになっており、これが3ユーロだったりする。レストラン以外で飲む水をいかに準備しておくかも考える必要があるかもしれない。

 つまり、旅行者は、トイレと水だけで1日10ユーロ近くの出費を覚悟する必要がある。特にベネツィアでのトイレと水の費用は、通常の倍と考えて良い。

 

【イタリアと日本の違い(思いつきです)】

 その他気がついた日本との違いについて気がつくまま書いていくと、例えばイタリアでは自動販売機はほとんどない。コンビニもない。サービスも決して良くない。EVも旧式のものが多い上に「閉じる」ボタンがあるものはほとんどない。
#この旅行中、このサービス精神のないイタリア人の態度がイヤで、もう2度とイタリアには来ないと言っていた人がいたほどである。
#でも、本当にそうかなぁ。私にはそれほどひどいとは思えなかったが…。

 仮に、イタリア人が日本に観光にでも来たら、感激することは多いかもしれないが、それでも日本の生活をうらやましがるかどうかは知らない。やりすぎだと思うくらいかもしれない。

 ただ、日本人がイタリアに旅行する場合には様々なシステムが出来ているので30万円もあれば可能であるが、その逆では100万円くらいになるのだそうな。
#だから、イタリア人は日本人を金持ちだと思っているとのことである。日本に来てみれば、その住まいの状況には驚くと思うが…。

 添乗員さんは、日本人の素晴らしさは「他人を思いやることができる」ということではないか。と言っていた。イタリア人は特にだが、自己主張しかしないし、自分の非を絶対に認めない、とのことである。

 私は、経験が乏しいのでそういうことはわからないが、帰国してから食べた食事、風呂は、やっぱり日本が一番良いと思った(^^ゞ。

 

【スケッチ】

・今回も時間を見つけてはスケッチを心がけてきた。結果として、F0サイスのスケッチブックが終了し、さらにSM版を3枚描いた。数だけは増えたが内容はどうかな?

 ただ、少しだけ鉛筆のタッチが違ってきたような気がしないでもない。

 

【写真】

・今回、撮影総枚数は1951枚だった。

 広角はデジイチで、望遠はパナソニックという風に大きく使い分けた。これはまあまあうまく行ったと思う。

 しかし、撮影データを、撮影日別にPCに移している時、移したつもりでいて実はトラブルがあってちゃんと移っていなかったデータがあったのに気がつかないまま、誤ってカメラの方の元データを消してしまったことがあった。このデータを回復するために、新しいソフトを購入(シェアウェアだけど)する羽目になってしまった(^^ゞ。
#しかも、回復したと思ったのだが、実はこのデータがどうやっても表示できない。

 こんなこともあるから気をつけなくては…。

・バスの中からも数多く撮影した。デジイチの反応の良さは嬉しいが、バスの中からは特に反応の良い望遠が欲しいものである。尤も、バスの中の写真は殆ど使えないものが多い。今まではそれでも貴重だから…と思ってきたが、そのあたりは割り切りも必要かもしれない。

 

【200LX】

・今回も随分役立ってくれたが、少しずつキーの反応が悪かったり、全く入らないことも多くなってきた。

 最後の2日くらいは何とか順調に動いてくれたが、帰国の機中で旅行記をまとまている最中、またおかしくなってきた。この気まぐれな状況にはこれからも悩まされそうである。

・私の時間管理方法は、腕時計とGPS、カメラは全て日本時間。200LXと持参の目覚まし時計は現地時間。これは全て腕時計その他の時刻設定方法が面倒なことによる。

 

【GPS】

・今回もGPSはずっと持ち続けていた。しかし、バスの乗降の度に操作をしていくのはかなり大変だということを改めて実感した。

 200LX、カメラ、スケッチなどの他、GPSのことまで考えなければいけないのはかなり大変である。

 今までは、昔、旅行で視察旅行に同行した新聞記者の仕事ぶりを思い、自分がどこまでできるか挑戦してみる気分も強かったが、そろそろこんな大変な旅行は考え直しても良いかもしれない(^.^;。

#どれほど忙しい旅だったか、想像していただけるだろうか?
#もっとも、自分でも随分バカバカしいことをしているとは思っているんですけどね(^_^)。

 

 ただ、今回の旅行では、苦労した結果として次のような結果が得られています。
#もう既にご存じですね。
#もちろん、縮小・拡大は自由ですし、ベースの地図情報の詳細さもコントロールできます。一度データになってさえいればもうこちらの自由です(^_^)。

  今回の旅行の全行程です。

  参考として、ローマの環状線内を示してみました。

  中心部だけを拡大してみました。

 

【インターネット】

 この旅行中、部屋にLANの端子を備えたホテルが2軒あった。しかしそれ以外は、有料でしかも1・2台しか使えない。
 以前は、将来には全ての部屋がLAN端子を備えてくれるものと思っていたが、どうもそうではないらしい。

 インターネットくらい、どこのホテルでも自由に使える環境が欲しいが、こんな状況だと、海外旅行の際のインターネットの扱いをどうするか、迷うことになりそうである。

 今の状況では、私としては、海外旅行中のインターネット利用はあきらめようと思っている。特に忙しい訳じゃないからそれでも良いんだけど…。

 

【次回の旅行のために】

 今回の失敗から、次回までには以下のことを準備したりしておかないといけない。

・GPSの事前のデータ作成の際には、モバイルPCからでも読み込める形式を確認しておくこと。

・PCは事前に充電をしておくこと。

・バス等乗り物の中で、GPSを固定しておくための装置を作成すること。

 今まで使用していたものは木片で自作したもので気に入っていたのだが、ローマ市内観光の間に、バスの運転手に捨てられてしまったのである(^^ゞ。

gps_okiba_s.jpg(56718 byte) こんな具合に窓ガラスに取り付けていた。

 次は、吸盤式のものを考えようと思う。


・マイクロドライブ用アタッチメントを忘れないこと。

 あるいはPCの持参をあきらめるか…。これはデジカメデータの保存のためと言うより、GPSのデータをどうするのかによって判断すべきことだろう。

 

 それにしても、この旅行記は長すぎた。疲れた。

 次回からはもっと簡単にしたいものである(^^ゞ。

 

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